スマホで処方されるAGA治療!薬の種類と副作用の話
スマートフォンを使ったオンライン診療でAGA治療を始める際、最も気になることの一つが、どのような薬が処方され、どのような効果や副作用があるのか、という点でしょう。オンライン診療であっても、処方される薬は基本的に対面診療と同じく、医学的根拠に基づいたものが中心です。代表的な内服薬としては、「フィナステリド」と「デュタステリド」が挙げられます。これらは、AGAの主な原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する働きを持つ薬です。DHTが毛根への攻撃を弱めることで、抜け毛を減らし、ヘアサイクルの乱れを正常化させる効果が期待できます。デュタステリドはフィナステリドよりも強力にDHTの生成を阻害するとされています。一方で、外用薬として広く用いられるのが「ミノキシジル」です。これは頭皮に直接塗布するタイプの薬で、血管を拡張させて毛根への血流を促し、毛母細胞を活性化させることで発毛を促進します。内服薬と外用薬は、その作用機序が異なるため、併用することでより高い効果が期待できる場合もあります。しかし、これらの薬には副作用の可能性も忘れてはなりません。内服薬では、ごく稀に性機能の低下や肝機能障害などが報告されています。外用薬のミノキシジルでは、塗布した部分のかゆみや発疹、かぶれといった皮膚症状が起こることがあります。オンライン診療では、医師がこれらの副作用について事前に詳しく説明してくれます。万が一、服用中や使用中に体調の変化を感じた場合は、自己判断で中断したりせず、速やかに診察を受けたクリニックに相談することが極めて重要です。薬の恩恵を最大限に受けるためにも、正しい知識を持つことが大切です。